AN INTEGRATED APPROACH TO INTERMEDIATE JAPANESE
【Revised Edition】
中級の日本語
[改訂版]
[ CD2枚付き ]
三浦 昭 著
マグロイン 花岡 直美 著
3,520 円(税込)
WORKBOOK
ワークブック
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リソースライブラリー
漢字クイズ(サンプル)
各課の漢字リストに挙げた漢字の定着を図るために、筆者の大学で行っている漢字クイズのサンプルを掲載します。
ダウンロード:kanji-Q.sample.pdf
サンプル1:第1課-(1)
サンプル2:第2課-(1)
サンプル3:第3課-(1)
漢字クイズは、各課、基本的に3回に分けて行っています。ただし、第1課のように漢字の多い課は4回、第9課のように漢字が比較的少ない課は2回に分けて行っています。
<サンプルの内容>
この漢字クイズは、基本的に3つのタイプで作成されています。
1.漢字の書き取り:文中の空欄にあう単語を考え、漢字で書く(サンプル3の問題1)
2.漢字の読み:指示された漢字の読みを答える(サンプル3の問題2)
3.正しい単語を選ぶ:文中の空欄にあてはまる単語を選択肢から選ぶ(サンプル3の問題3)
また、問題によっては、この3タイプを複合させています。たとえば、正しい単語を選び、かつその単語の読みを書かせる(サンプル1の問題2)、漢字の書き取りと読みを答える問題を同時に行う(サンプル2)などです。
<漢字クイズの行い方>
『中級の日本語』の学習者レベルの漢字学習では、漢字だけを取り出して覚えるのではなく、常に単語と結びつけ、またその単語が使われる文脈と結びつけて、学習していく方が効果的です。ですから、漢字クイズは、クイズで扱う単語の学習がすんでから行います。
たとえば、サンプル1(第1課-(1))は、第1課の会話2が半分終わった段階で、また、サンプル3(第3課-(1))は、会話4が終わった段階で行います。
<問題作成時の注意>
書き取り問題を作成する際は、漢字の読みを示して書き取りするという単純な形式ではなく、なるべくコンテキストから入れる漢字(単語)を考える問題にするのが望ましいと思います。たとえば、サンプル1の問題1のように、漢字を書く部分は( )だけで示して書かせるようにします。そして、どうしてもコンテキストだけからは判断できない、または、紛らわしい場合のみ、英語でヒントを与えたり、一部読みを示すとよいでしょう。また、読みの問題も単語単位で出題するのではなく、文を示してその中の単語の読みを問うようにする方が望ましいでしょう。